国際オリンピック委員会(IOC)は18日にスイス・ローザンヌで開いた理事会で、22年北京冬季オリンピック(五輪)の新種目として、日本のメダル獲得が期待されるノルディックスキー・ジャンプ混合団体など7種目の採用を決めた。

 ジャンプ混合団体は、男女各2人の計4人がチームを組み、合計得点で争う。日本は世界選手権で初めて実施された13年大会に高梨沙羅(クラレ)伊東大貴(雪印メグミルク)らで臨み、金メダルを獲得。15年、17年大会は銅メダルと3大会連続で表彰台に立った。

 主力として期待される女子で平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)銅メダルの高梨は「女子選手が出場できる種目が増えたことを大変うれしく思う」と歓迎した。史上最多8度の冬季五輪出場を誇り、北京五輪出場にも意欲を燃やす男子で46歳の葛西紀明(土屋ホーム)も「目標にするメダル(種目)が1つ増えて4つになった。今からとても楽しみ」とコメントした。