バレーボール男子世界選手権(イタリア・ブルガリア共催)に出場している日本代表の中垣内祐一監督(50)、柳田将洋主将(26=ルビン)が11日、滞在先のフィレンツェで取材に応じた。

1次リーグA組で世界ランク12位の日本は9日(日本時間10日)、ローマでの開幕戦で同4位の地元イタリアに0-3で敗れ、翌日、フィレンツェに移動した。13日(同14日)の同38位ドミニカ共和国戦へ向けて中垣内監督は「身長は大きくないが(最高到達点が)350センチを超える選手が何人もいる」と身体能力の高さを警戒しつつ、「荒さもあるのでしっかり勝ちたい」と必勝を期した。

得点源のオポジット西田有志(18=ジェイテクト)がイタリア戦を欠場した。6日の練習で他の選手と接触して左膝、足首を痛めたが、順調に回復している。宿舎で同室の柳田によると「元気です。試合に出たくてうずうずしていますよ」。中垣内監督も「今でも(プレーを)やろうと思えばできる」と試合出場に問題がないことを明かした。

日本はドミニカ共和国戦の後、世界23位スロベニア、同15位ベルギー、同7位アルゼンチンと対戦。A組6カ国中上位4カ国が2次リーグに進む。(増井麻里子通信員)