競泳女子の池江璃花子(18=ルネサンス)が、悔し涙を力に変える。

10月31日、遠征先のトルコから帰国。約2週間の合宿で本命種目の100メートルバタフライで世界記録を持つサラ・ショーストロム(スウェーデン)と合同練習。「バタフライはあまり差がない」という一方で「自由形はレベルの違う速さ。負けるとわかっていたけど、離され具合がすごくて。そこからちょっと…」と悔し涙が流れたという。「その悔しさが自分のものになる。これまでサラ選手を怖いと思ったけど、これからは変な緊張を持たずに臨める」とした。

今月はワールドカップ(W杯)東京大会→北島康介杯→東京スイミング招待と3週連続でレースを予定。W杯東京大会ではショーストロムと直接対戦、北島康介杯は「中1か中2以来」という800メートル自由形に臨む。「どんどん長い距離に慣れるつもりで泳ぎたい」と意欲的だった。