新元号が「令和」に決まり、平成は今月で幕を下ろす。バブル崩壊で日本経済が停滞する中、スポーツ界は大きく変化した時代だった。サッカーのJリーグを筆頭にプロ化の波が押し寄せ、野球中心だった昭和から多種多様な競技にスポットが当たった。スポーツ界にとって平成とはどういう時代だったのか?その真実に迫る。

連載一覧

(1)有言実行 北島康介が変えたアスリート像

(2)選手からアスリートへ 有森裕子が開いたプロの扉

(3)男子上回る金、女子選手躍進も…女性の地位向上を

(4)「チーム北島」の成功 現場と科学が密着した平成

(5)3・11が選手の意識変革 自分だけでなく感謝を胸に

(6)バド、卓球…開国でマイナーからメダル有望種目へ

(7)日テレ91年「世界陸上」成功、NHK独壇場に風穴

(8)サーフィン、スケボー…新競技にスポーツを変える力

(9)夢物語を実現したカズ 負けて1面「認められた」

(10)バブルが3年早くはじけていたらJはできなかった

(11)W杯日本招致の裏にJサポの「おもてなし」があった

(12)松本に今も残るチラベルト杯 ハートがW杯成功導く

(13)なでしこ1つに 準々決勝直前で見た震災被災地映像

(14)ラモス、カズを「牛耳る」ため呼ばれたオフト監督

(15)代表との決別だった海外移籍 今や「海外組」死語に

(16)タイソン東京Dの衝撃 日本ボクシングのビッグバン

(17)異質な飯田覚士 TV企画、部活の延長から世界王者

(18)井上尚弥 昭和の王者を超え世界的ヒーローの可能性

(19)K-1が「紅白超え」テレビ史変えたサップvs曙

(20)30年続く「ドームプロレス」令和へ新たな進化も

(21)社会現象に…大相撲を世にしらしめた「若貴ブーム」

(22)大転換の時代 外国人横綱誕生で歴史塗り替え

(23)“バリバリ現代っ子”親方に逆ギレ、後断たぬ不祥事

(24)ウッズがゴルファーのイメージ変革 皆が真似て進化

(25)石川遼旋風 成績+人間性とアピール力で社会現象

(26)平成に男女逆転 おもてなしの精神で女子ツアー隆盛

北京五輪100メートル平泳ぎで優勝し雄たけびを上げる自身の写真を手にする北島康介氏
北京五輪100メートル平泳ぎで優勝し雄たけびを上げる自身の写真を手にする北島康介氏