【パリ=吉松忠弘】世界2位の上地結衣(25=三井住友銀行)が完敗し、大会のシングルス3連覇を逃した。
同1位のデフロート(オランダ)に1-6、0-6で敗退した。第2サーブを改良中で、大事なところで6本のダブルフォールトを犯し、1ゲームしか奪えず。26度目の両者の対戦で最も総ゲーム数が少ない完敗だった。
苦笑いしかなかった。車いすテニスの女子で、対戦すること26度目。最強のライバル関係の上地とデフロートだが、今回は上地の完敗に終わった。「序盤は悪くなかった。それでもゲームが取れないというのは何かが悪い」。課題が山積みとなった。
先週の優勝したフランス・ルーの大会1回戦後から第2サーブを改良した。「打たれ放題だった」と自嘲気味に言う山なりの第2サーブから、少し速度を上げ、横回転をかけたサーブに改良。しかし、弾道が低くなり速度が上がった分だけ、ネットにかかるリスクが増えた。
今大会3試合で19本のダブルフォールト。加えて、サーブからリズムがつかめないのか、ストロークのミスも目立った。対戦成績は、まだ上地が14勝12敗と勝ち越している。しかし、18年からだと3勝7敗だ。「(相手は)変なミスがすごく減った」と成長を実感している。
それでも、すべては20年東京パラリンピックのためだ。改良中の第2サーブは「東京に間に合わせるため」。そして、「ここで優勝するのが、(今の)1番の目標じゃない」。東京でライバルを超えるため、今は我慢の時だ。
◆9日のWOWOW放送予定 9日午後2時から。同日午後6時25分から。同日午後9時45分から。ともにWOWOWライブ。男子シングルス決勝ほか。生中継。


