京大が同大との接戦を制し、今季2勝目を挙げた。

第1クオーター(Q)に先制。だが、その直後にTDを決められ同点に。第2QでもTDを許し、逆転された。だが、第3Qに13ー14の1点差までに追い上げると、RB植木宏太郎(4年)が63ヤードの激走。一気に敵陣2ヤードまで詰めより、TDも決めた。

「あれだけ走ったのは久しぶり。今までの4戦は(RBの)役割を果たしていなかったので、やっと1歩を踏み出した」とすっきりした表情で語った。

思うような結果が出せずもどかしかったという。「迷うときは最善の選択をして、止められたら仕方がないと割り切って考えることにした」。悩みを振り払い、チームを救う最高の結果を出した。

リーグ戦は残り2試合を残すのみとなった。「2戦の結果で、天国と地獄を味わう。僕らにかかっている」と言い、西日本代表校決定戦出場条件のリーグ3位以内へ向けて、大学最後のシーズンは前だけを見すえる。【南谷竜則】