世界ランキング14位の水谷隼(30=木下グループ)が4大会連続のオリンピック(五輪)シングルス代表を逃した。同6位のウーゴ・カルデラノ(ブラジル)に1-4で敗戦。フォア強打が武器のカルデラノに打ち合いで競り負け、最後までペースに乗れなかった。

08年北京五輪から出場し続け、16年リオデジャネイロ五輪では日本卓球史上、初めてシングルスのメダル(銅)を獲得した。

しかし、東京五輪選考レースでは世界ランキングで日本人2位の丹羽孝希に375ポイント足りず、同3位以下が確定。五輪シングルス代表には手が届かなかった。

これまで男子卓球界を牽引してきた水谷は、08年北京、12年ロンドン、16年リオデジャネイロと五輪3大会に連続で出場。リオではシングルスで銅メダルを獲得し、日本人として初めて五輪のシングルスでメダルを獲得した選手だった。