米プロバスケットボールNBAウィザーズの八村塁(22)がドラフト会議で指名を受けて1年が経過した20日、NBCスポーツ(電子版)が特集を組んでルーキーシーズンを振り返った。八村の強みについて「彼は安定している」と評し、今季出場41試合中30試合で2桁得点をマークしたことを挙げた。04年以降でこの数字を上回るウィザーズの新人は主力のウォール(60試合、10-11シーズン)とビール(39試合、12-13シーズン)だけだという。

複数のポジションをこなせる柔軟さも、明確にポジションを区別しないリーグの流れに適しているとした。課題については「多くのルーキーと同じように、守備面では苦戦した」と指摘し、原因は経験不足だとしている。今季の1試合平均のディフェンスリバウンド数は4・5と、19年ドラフト上位10人中でもトップの数字だったが、コート上での得失点差はマイナス4・9となかなか勝利に貢献できなかった。

今季はスモールフォワードとパワーフォワード、センターなど複数のポジションをこなした。同メディアは「今後どのポションでプレーするのか注目される。どの場所でも対応できる」と評価した。

NBAは7月30日(日本時間31日)から22チームでシーズンを再開。東カンファレンス9位のウィザーズはプレーオフに出場できる8位以内を目指し、8試合を戦う。