白血病から復帰した競泳女子の池江璃花子(20=ルネサンス)が、「服部真二賞」の授賞式で今後の活躍を誓った。

「服部真二文化・スポーツ財団」は4日、公式HPで関係者のみで行われた2日の授賞式を動画で公開した。池江は、黒のスーツ姿で登壇して、受賞の喜びを語った。

「私は去年2月に病気を公表いたしまして、大変濃い時間、濃い経験をしてまいりました。アスリートとして、活躍していくことももちろん大切だと思いますが、私はこのような経験をしたことを糧に、さらにたくさんの方々に勇気や感動を与えていける存在になっていきたいと思っています。来年、2021年に東京オリンピックが控えておりますが、その先の2024年パリオリンピックを第1の目標として掲げております。そこでしっかりと活躍をし、たくさんの方々にまたもっとさらに勇気や感動を与えられるように頑張っていきます」。

同賞は、セイコーホールディングスの服部真二会長が理事長を務める同財団がスポーツ、音楽で活躍した人に贈るもの。第3回の今年は池江ら6人が選ばれていた。