シニア1年目の佐藤駿(16=埼玉)が81・25点を記録し、2位発進した。

同学年で首位の鍵山優真(17=神奈川)と13・87点の大差がついたが、演技に関しては「1つの目標だった80点に乗せられて良かったです」と前向きに振り返った。

この日はジュニア課題のため4回転ジャンプが組み込めない中で、フリップ-トーループの連続3回転などに成功。演技後には「滑る前に『(日下コーチから)誕生日だから誕生日プレゼントとして、いい演技を』と言われていたので、脳裏にそれが少しありながら演技をしました。プレッシャーにはならなかったです」と裏話を明かした。

28日のフリーでは、大技4回転ルッツを組み込む予定。県を代表し「去年は海外の試合と重なって出られなかったので、やっと今年国体に出られることができた。埼玉が優勝できるように頑張りたいです」と力強く言い切った。【松本航】