バスケットボールB2で東地区4位の仙台89ERSは20日から、同7位の東京Zとホーム2連戦を行う。13日は桶谷ヘッドコーチが新型コロナウイルス感染で欠場する中、首位群馬のB2最多連勝記録を33で止めた。プレーオフ自動進出圏内の3位越谷とは3・5ゲーム差で、追走には負けられない。

中でも2年目の渡辺翔太(22)は直近2戦でいずれも2ケタ得点。シュートは11本中7本成功で、成功率は6割を超える。群馬戦では連続3点シュート(3P)を決めており、「3Pの精度は調子が良い。状況判断もして、アシストも増やすことができれば」とさらなる貢献を誓った。

同じポイントガードの月野が骨折で離脱し、笹倉とともにプレー時間を伸ばしている。渡辺は「得点を決めるだけでなく、ディフェンスやルーズボールで、誰よりもグラインド(コツコツ打ち込む)したい」。昨年2月に特別指定で加入し、同21日にBリーグデビューを果たした。1年間の成長を見せ、ブースターに勝利を届ける。【相沢孔志】