プロバスケットボールのNBAワシントン・ウィザーズに所属する八村塁の弟・八村阿蓮(21=東海大)が、SNSで自身と兄に対する人種差別的なダイレクトメッセージ(DM)が送られてきたことを明らかにした。

「死ね、間違えて生まれてきたクロンボ。お前もお前の兄もバスケがうまいだけのただのクロンボ」と送りつけられたメッセージをツイッターで公開。

その上で「日本には人種差別が無いと言ってる人がいるけどこうやって人種差別発言をする人がいます。晒してどうにかなる問題では無いと思いますが、皆さんに今一度人種差別の問題について関心を持っていただきたいと思いました」とつづった。

また、米国在住の兄・塁は「こんなの、毎日のようにくるよ」と現状を明かすと、これには多くのファンから「八村兄弟大好きです!」「恥ずかしい」「悲しい」など多くのエールが届いた。

八村兄弟は富山県出身で、西アフリカのベナン出身の父と日本人の母を持つ。

身長198センチ、体重98キロという恵まれた体躯(たいく)の阿蓮は、兄譲りの高い身体能力を持つ将来性豊かな選手。東海大4年に在学中だが、今季はBリーグ1部(B1)のサンロッカーズ渋谷でも特別指定選手としてプレーした。