バスケットボールBリーグ1部レバンガ北海道は25日、札幌・北海きたえーるで、昨季西地区9位の三遠とプレシーズンゲームを行い、85-78で2連勝した。前半終了時で6点ビハインドの展開も後半に巻き返し、シーズン開幕前最後の実戦で勝利し弾みをつけた。今季就任の佐古賢一監督(51)は「今日は本当に我慢する時間帯が長いゲームでしたが、選手たちがよく耐えてくれた。開幕までいいところ、悪いところを抜き出して開幕へ準備をしたい」と話した。

この2試合、コートで存在感を発揮したのは今季新加入したPG寺園脩斗(27)だ。24日の試合で10アシスト、この日は9アシストを記録。現役時代にPGとして活躍した佐古監督のアドバイスを受けながら、持ち味のスピードを生かし「自分のよさはしっかり継続してやっていきたい」と口にする。

2試合連続で17得点を挙げるなど、シューティングガード兼スモールフォワードの山口颯斗(22)の活躍も光った。筑波大4年だった昨年12月に特別指定選手で加入し、今春に正式契約したホープは「スタッツにこだわり過ぎてしまうと良くないと思うが、平均2ケタ得点くらいは取れたら。強いレバンガをつくっていけるように」と、10月2日に開幕戦(アウェー広島戦)を迎えるシーズンを見据えていた。