4輪ドリフト大会「FORMULA DRIFT JAPAN(FDJ)」の最終第6戦は13日、有観客の静岡・富士スピードウェイで32台による決勝トーナメントを行い、熊久保信重(370Z)が優勝した。決勝で末永直登(S15シルビア)を下した。

互いに譲らず、延長にもつれ込んだが、熊久保はその先行1本目で末永を少し引き離すと、追走の2本目はビタビタに付けて見せた。「このチームはモータースポーツで福島を盛り上げていこうとスタートした。走らせてくれてありがとう」と熊久保は、まだ復興途上の福島に貢献できたことに、喜びを爆発させた。

3位には深田真弘(ただひろ、JZX100マーク2)が入った。10月の第5戦で2年連続2度目の年間王座獲得を決めた山下広一(JZX100マーク2)は、1回戦で姿を消した。追走で王者らしい攻めの走りを見せようとして接触、規定により敗れた。