10月の体操世界選手権・女子種目別平均台で金メダルを獲得した芦川うらら(18=静岡新聞SBS、水鳥体操館、富士市出身)が29日、静岡県庁で川勝平太知事(73)を表敬訪問し、結果を報告した。

同種目では日本女子史上67年ぶり3人目、最年少の優勝。川勝氏から「東京五輪の6位入賞もすごいことだったけど、今回は快挙」と称賛され、知事顕彰を授与された。

芦川はメダルを手に「静岡のみなさんが応援してくれたおかげ。これからも感謝を忘れずに頑張りたい」と謝意を述べた。この1年を振り返り、「東京五輪は力を発揮できなかったけど、世界選手権では目標を達成でき、幸せな年になった」。来春から日体大に進学し、2024年のパリ五輪を目指す。知事から新生活に向けた不安はないか問われ、「トップ選手のいる学校で(競技を)やり続けられ、新しいことに挑戦していけるのは楽しみ」と意気込んだ。【倉橋徹也】