フェラーリのシャルル・ルクレールが今季3度目のポールポジションを獲得した。

フリー走行から優勢に立っていたフェラーリは、レッドブル勢が金曜の出遅れを取り戻してきたものの最終予選Q3で好アタックを決めてルクレールが1分28秒796の最速タイムを刻みポールポジションを奪取。金曜はクラッシュを喫した僚友カルロス・サインツも0・190秒差で続きフロントロウを独占してみせた。

「前戦イモラではミスもあって良いレース週末にならなかったけど、今日はとても良い仕事ができた。アメリカのファンはすごいね。ここ数年のアメリカのF1人気の高まりを感じるし、フェラーリのファンも多い。明日の決勝はポールポジションからスタートして、自分のやるべき仕事をしっかりとやり遂げるつもりだよ。レッドブルはストレートが速くて僕らはコーナーが速い。明日もタイトなバトルになると思うけど、トップでレースをフィニッシュしたいと思っているよ」

レッドブルのマックス・フェルスタッペンはQ3最初のアタックではトップに立っていたものの、最終アタックでタイムを伸ばすことができず0・195秒差の3位。僚友セルジオ・ペレスは直線主体のセクター3で最速だったものの0・240秒差の4位となった。

アルファタウリの角田裕毅は直前のフリー走行までマシンの仕上がりに苦労していたものの、予選では持ち直して今季初のQ3進出を決め、9位から決勝に臨むことになった。

(米家峰起通信員)