北京五輪銀メダルのロコ・ソレーレが五輪後、国内では初の公式戦となる中部電力戦に臨み、7-4で開幕戦を飾った。

第1エンドは中部電力が先攻、ロコ・ソラーレが後攻で開始も、0-0のまま2エンドへ。2エンドは、藤沢五月(30)が「ラインはいいよ」と声を出しながら投じた最後の1投がハウス中央に入り1点先取した。

第3エンドは、藤沢の1投目の際、サード吉田知那美(30)がスイーパーの鈴木夕湖(30)に「夕湖、頑張れ、夕湖」と連呼。相手ストーンを1個はじき出すも、ナンバー1ストーンは中部電力のまま。藤沢の2投目は手前のガードに当ててしまい、対する中部電力のスキップ北沢育恵(25)が最後の1投をハウス中央に入れたため、ナンバー1、2を奪われ1-2と逆転された。

第4エンドはナンバー1、2ともにロコ・ソラーレが取り3-2と逆転に成功も、5エンドで2点返され3-4と1点ビハインドでハーフタイムに入った。

第6エンドは後攻も、最終的に1点しか取れない状況になったため藤沢が最後のストーンを中部電力のナンバー1ストーンに当てて、自分のストーンもはじき出し0-0のまま7エンドに移った。

第7エンドもロコ・ソラーレ後攻で始まったが、藤沢のラストショットはガードに当たり、測定の結果、かろうじて1点を返すのみ。4-4の同点で8エンドに入った。

第8エンドは、吉田知の2投目の前にタイムアウト。その後、一進一退の攻防が続くも、後攻の中部電力スキップ北沢のラストショットがミスとなり、ロコ・ソラーレがスチールに成功。5-4と勝ち越した。第9エンドも連続でスチールし、6-4と2点リードして最終エンドに入った。

第10エンド、藤沢の最終投は相手ストーンをはじき出し、ナンバーワンに。後攻の中部電力は最後に北沢が力の入った一投で逆転を狙ってきたが、押し出されることなく、逆に1点を加点し、7-4で逃げ切った。