日本、北米、欧州の3地域対抗戦を優勝で飾った宇野昌磨(トヨタ自動車)は本当にうれしそうだった。

優勝を決めた直後の会場インタビュー。目線を送ったのは7歳下、北米チームのイリア・マリニン(米国)だった。

自身は4回転4本を決めて193・80点。順調なシーズンの滑り出しをし、得点でも相手の193・42点を上回ったが、「マリニン選手は、本当に素晴らしい演技で、僕より素晴らしい演技だったと思ってます」とたたえた。

前日に練習を共にして、4回転の安定感に目を見張った。目指す目標が見つかったと喜んだ。この日の演技を見ても、そう感じた。「彼がいてくれてよかった。今シーズン、1年を一緒に戦っていきたい」。さらに未来予想もした。「1、2年のうちに圧倒的な存在になると思っている。それについていけるように自分と向き合っていきたい」と言葉に熱がこもった。

ルール変更に伴うスピンでも最高難度レベル4を獲得し、体力面でも昨季の実りを感じた。「去年1年間、ボレロをやってきてそこで培われた体力が生きた。去年よりバテておらず、最後まで力強く滑れていた」と手応えがあった。

「マリニン選手に置いていかれないようにしようと。そういうメンタルがすごくプラスの方にいくんじゃないかなと思います」。ただ、今まで通り、成長を求めていく。