ショートプログラム(SP)12位の櫛田一樹(24=倉敷FSC)が、万感のラスト全日本を演じ抜いた。75・59点に128・73点を加え、計204・27点でシーズンベスト。暫定4位に入り、自身最高の15位以上を確定させて有終の美を飾った。
冒頭、ぶっつけ本番で4回転トーループを降りた。
「4回転は6分間でもやらず、もう本番だけ締めます! って先生に朝、宣言して。もう潔く、失敗したら失敗したでいいやって」
今季限りでの引退を決めている1人。7年連続となる日本一決定戦で、トリプルアクセル(3回転半)も着氷し、磨き上げてきたステップで会場を魅了した。
181・81点で20位だった昨季の自身を超越した。
「去年はすごい悔しい思いで、現役を続ける形になったんですけど、今日は、まあミスは結構あったんですけど、自分の作品が作れたんじゃないかなっていう風には思ってます。最後に『ありがとうございました!』と氷を触りました」
ラストシーズンながら4月には骨折。「すごい他の人より出だしが遅れてて、すごい不安やったんですけど、それでも一生懸命リンクに立って、できる限りのことを全部やってきて、やっと自分がリベンジしたい! 1度立ちたいと思ったんで、全日本に帰ってこられてすごい良かったです」と完全燃焼した。


