9年ぶりにラグビー日本代表へ復帰したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)による英才教育が始まった。初の試み「ジャパン・タレント・スコッド・プログラム」が25日に都内で始まり、27年W杯オーストラリア大会を目指す大学生14人が参加。技術、精神面、体作り、栄養ある食事など国際レベルを浸透させることを目的に、代表スタッフが年間を通してサポートする。理想とする「超速ラグビー」へ、新プロジェクトが動き始めた。

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ジョーンズHCが日本代表の功労者をねぎらった。

前日24日にSH田中史朗(39=NECグリーンロケッツ東葛)が今季限りでの現役引退を表明。将来の代表HC就任を夢見る教え子の意向に「ドウゾ」と笑わせ「自分が日本人であることに容赦なく誇りを持ち、チームの考え方を誰よりも変えてくれた選手。たまにけんかもしましたが、いいファイトでした」と懐かしんだ。

田中は15年W杯で全4試合先発。南アフリカ戦の歴史的勝利などに貢献した。