重量挙げの全日本選手権第1日は26日、長崎・諫早市小野体育館で男女5階級が行われ、女子55キロ級は比嘉成(名桜大)がスナッチで日本新記録の91キロを挙げ、ジャーク106キロのトータル197キロで初優勝した。

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スナッチで従来の日本記録を1キロ塗り替えた。世界選手権(12月・バーレーン)の選考基準となる記録(トータル197キロ)の突破を目指し、主戦場の59キロ級から1階級落として出場。狙い通りの好記録に「自分が今までやってきたことを出せたと思う」と納得の表情だった。

4月から地元の沖縄にある名桜大に進み、母校の沖縄・本部高で練習を継続。「ベストな環境」と充実感がにじむ。2028年のロサンゼルス五輪での活躍を見据え「あと4年しかない。国際大会でどんどん経験を積んでいきたい」と表情を引き締めた。