全日本プロレス
All Japan Pro-Wrestling
 チャンピオン・カーニバル2004 
〜PLEASURE6〜
◇東京・後楽園ホール◇2004年4月15日(木)◇19:00 ◇観衆 1750人

小島がケア破り決勝T進出、武藤はピンチ

 昨年優勝の小島聡(33)が太陽ケアを下し、決勝トーナメント進出を決めた。前回のシングルで負けている因縁のケアをラリアットで葬り3点、川田戦は不戦勝となるため事実上5点となった。大森も5点で決勝T進出となり、ケアは予選落ちとなった。Aブロックは武藤がジャマールに不覚を取り5点でリーグ戦終了。ジャマール、健介との争いとなったが、武藤はタッグパートナー嵐がジャマールに勝つしか決勝トーナメント進出の道はなくなってしまった。

 また、第3試合後にライオン丸のマスクを被った永田裕志(新日本)が乱入。健介をエクスプロイダーで投げ捨て、カシンと握手を交わすと無言で立ち去る意味深な行動を見せた。
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写真=小島聡(右)は太陽ケアにラリアートを決める(撮影・塩畑大輔)

▽第6試合 チャンピオン・カーニバルBブロック公式戦(30分1本勝負)
○小島 聡18分44秒
片エビ固め
太陽ケア×
 02年に世界最強タッグリーグを制した2人だが、2・22日本武道館大会ではケアがヒザ攻撃で小島を流血に追い込み、マットに沈めた。この2人が再びシングル対決。その舞台がCCとなれば両者とも負けられない。序盤はケアのペース。力技を連発し、小島を場外に落とす。しかし、小島のドラゴンスクリューに、ケアはたまらず場外エスケープ。一息いれた小島は逆水平の連打から逆片エビ固めと追い込む。ケアも波乗りスープレックス2連発、ハワイアンスマッシャーと応戦したが、最後は垂直落下式ブレーンバスターからラリアット3連発に沈んだ。

◆小島のコメント「感無量だよ。チャンピオンカーニバルに勝ったことではなく、ケアに勝ったこと。プロレスは勝ち負けがある世界だけど、それだけじゃない。自分に課された課題を全力投球でこなして行きます」

◆ケアのコメント「キョーヘイ、おかしい。明らかにボクのKO勝ち。フォールカウントだってコジマのフォールは早くて自分のは遅かった。コジマ、次は…」
▽第5試合 チャンピオン・カーニバルAブロック公式戦(30分1本勝負)
×武藤敬司15分32秒
片エビ固め
ジャマール○
 全日本・武藤とRO&D・ジャマール。激しい抗争を繰り広げる両者が一騎討ち。闘志をむき出しにする入場から一転、試合は静かな立ち上がり。序盤はともに腕を狙いに行くグラウンドの攻防。しかし、ジャマールがスイングDDTに行ったところで左腕を負傷するアクシデント。ここぞとばかりに武藤はドロップキック2連発から、腕ひしぎ逆十字固め。武藤も右ひざを痛めたが、パワーボムで抱え上げられたところをフランケンシュタイナーで返し、再び腕ひしぎ逆十字固めへ。さらにシャイニングウィザード2連発、ムーンサルトプレスから腕ひしぎ逆十字固め。しかし、武藤が決めに行ったシャイニングウィザードをかわしたジャマールが、フライングソーセージから片エビ固めで大逆転勝利を収めた。
▽第4試合 チャンピオン・カーニバルAブロック公式戦(30分1本勝負)
×嵐9分27秒
十字固め
カズ・ハヤシ○
 初勝利を狙う者同士の対決。昨年の世界最強タッグ決定リーグでフォールを奪われている嵐はカズの攻撃をことごとく跳ね返し、体重の乗った攻撃で優位に試合を進める。カズはパワーボムをフランケンシュタイナー、チョークスラムを三角絞めで返し、トップロープ越しにファイナルカットを放つなど、健闘はするものの有効打にはならず、7分近く嵐の技を受け続けた。しかしジャーマンスープレックスで投げられたのを1回転して立ち上がると、スークルボーイ、十字固めと丸め込み技を連発し大逆転勝利を決めた。試合後、嵐のRO&D入りを狙うTAKAが登場、嵐にRO&DのTシャツを渡したが、嵐は着ないで汗を拭き、改めてRO&D入りを拒んだ。

◆嵐のコメント「あっという間に負けちゃったよ。まいったね。舐めていたわけじゃないけど、体が小さいからどこかで安心はしていた。外人チームには入らねぇ。TAKAじゃオレをコントロールできないよ」
▽第3試合 リベンジ・オブ・HOC −本間&宮本 試練の6番勝負−(30分1本勝負)
×本間朋晃
宮本和志
4分8秒
片エビ固め
佐々木健介○
BLUE−K
 BLUE−Kはカシンとして登場。健介とともに入場した北斗は、カシンとやり合う場面も。試合中もカシンは北斗が気になって試合に集中できない。リングでは健介が本間を追い込み、フォールに行ったが、なんとカシンがこれをカット。健介はカシンにラリアットを見舞い、最後は本間をラリアットで仕留めた。試合後も健介と北斗はカシンを集中攻撃。そこにライオン丸のマスクを被った永田裕志が登場。健介にエクスプロイダーを見舞い、リングを去った。ライオン丸はカシンの「あなたは誰なんですか?」の問いに、無言の握手で返答。抱擁したのちにマスクを被ったまま、車で去っていった。
▽第2試合 30分1本勝負
大森隆男
○渕 正信
12分17秒
首固め
荒谷望誉
グラン浜田×
 先発は、先日のCCリーグ戦で小島を破る金星を挙げている荒谷と、川田の欠場によってタッグ戦に登場した大森。大森は渕との好連係も披露。試合は大森と荒谷が場外戦を繰り広げる中、渕が浜田を丸め込んだ。大森と荒谷は試合後も場外で乱闘を繰り広げた。

◆大森のコメント「荒谷テメー!小島に勝ったからっていい気になってんじゃねぇ。俺はそうやすやすといかねぇ」
▽第1試合 30分1本勝負
平井伸和
○保坂秀樹
土方隆司
石狩太一
13分20秒
エビ固め
TAKAみちのく
KAZMA
柏大五郎
PSYCHO×
 全日本組が勝利を収めた。平井はTAKAとの対戦を要求。中盤にTAKAが登場すると、すかさず石狩が平井にタッチ。コーナーに追い込み4人がかりで攻撃。一時は流れを失いかけたが、最後は保坂がPSYCHOを仕留めた。


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