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  インタビュー<日曜のヒロイン>
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第351回    涼風真世  
2003.02.23付紙面より


1番より0番 人に負けても自分に負けるのはイヤ 涼風真世

 宝塚の男役時代「究極のオスカル」といわれた涼風真世(42)も退団して約10年、すっかり女優が板についてきた。和服姿のウイスキーCMでは、しっとりとした旅館の若おかみの風情を漂わせていた。昨年はNHK大河「利家とまつ」、3月は帝劇「ミー&マイガール」に出演するなど、舞台、テレビに脂の乗ってきた「カナメちゃん」(涼風の愛称)からは「結婚はしないと思うわ。女優は女一生の仕事だから」と独身宣言? まで飛び出した。

(写真=撮影は高級ホテルのスイートで。衣装が胸元の開いたものだったのでドキドキしました。わずかに笑みを含み、なまめかしく視線を流します。撮りたかった色っぽい1枚を選びました。実は、メークの方がつけていた「豚のブローチに向かって流し目を」と注文すると「ブー」とちゃめっ気たっぷりに答えてくれました。かわいく笑った後の、そんな瞬間の表情なんですが…。 )


「9・11」生まれ

 プロフィルを見ていて、気がついた。60年9月11日生まれ。そう、あの米同時中枢テロの「9・11」だ。

 −−どんな気持ちでしたか

 涼風 もう、すごいショック! あの日は誕生会があって、家に帰ってからお祝いのファクスをチェックして、お礼の電話をしたら「テレビ見た?」と言われて初めて知って、エーッとなっちゃいました。自分の誕生日にあんな悲劇が起きるなんて。私としては阪神大震災以来のゾッとする出来事でした。1周年の去年9月10、11日のチャリティーコンサートには志願して出させていただきました。

 いきなりテロの話になったが、彼女にとっては一般の人以上に身近に感じられたようだ。気を取り直して、女優業の話に移ろう。

 −−今年の7月で宝塚男役スターから女優に転向して丸10年ですね

 涼風 10年たって女優らしくなったかな、と自分で言えるようになりました。

 −−それはどういう点で感じていますか

 涼風 体の線が変わってきた。出るところが出て、引っ込むところが引っ込んで…。宝塚の舞台に出ていた13年間、男役をカッコ良く見せることばかり考えていたから、もう骨格から鋭角的になってしまうの。舞台もプライベートもパンツ一本やりでした。退団した翌日からスカート履いたんだけど、第一印象は「寒い!」だった(笑い)。

 −−影響を受けたり目標にしたりした人は

 涼風 女優初舞台の「横浜どんたく」で山田五十鈴先生と出会ったのが大きいですね。「私、山田五十鈴です」とごあいさつされるだけで、ものすごいオーラがあるんです。役者は役を演じる以前に何かがあるんだな、と痛感しました。役者たるもの、「目指せ山田先生」ですよ。

 退団直後に個人事務所「オフィスかなめ」を立ち上げ、1度も大きなプロダクションに所属したことはないが、ずっと第一線で活躍してきた。毎年、主役級の舞台に2本ほど出演、NHK大河ドラマも、96年「秀吉」99年「元禄繚乱」02年「利家とまつ」に出た。民放でもテレビ朝日系の土曜ワイド「京都芸者弁護士」日本テレビ系の火曜サスペンス「身辺警護」の2シリーズを持っている。

 −−一昨年は日刊スポーツドラマグランプリで助演女優賞を取りましたね

 涼風 歌劇団内の賞をいただいたことはあったんですが、女優になって初めての賞だったので本当にうれしかった。あのトロフィーは家宝にしています。

 −−今年初の舞台「ミー&マイガール」では、宝塚時代に演じたジャッキー役に再び挑戦しますね

 涼風 あの役はそれなりに愛着があるんですが、今度は新しい涼風を見ていただきたいですね。女優らしくなった涼風のジャッキーを。


歴史刻んだ妖精

 宝塚の男役には本物の男性のようなタイプと妖精的なタイプがある。涼風は「ベルサイユのばら」で主役オスカルを演じた際、「劇画から抜け出したようなオスカル」と言われたように後者の代表として、90年近い宝塚史上にその名を刻まれている。そんな涼風も「中2の修学旅行で初めて宝塚を見るまでは、宝塚の『タ』の字も知らず、全く興味もなかった」という。

 −−それまでは何になりたかったんですか

 涼風 普通の子で、お嫁さんとか看護婦とか幼稚園の先生なんかですか。

 −−それが初めて宝塚を見て…

 涼風 カルチャーショック! 旧宝塚大劇場で、柱が邪魔で見にくい席だったんですよ。それなのに、現実なのか夢なのか、ポーっとなっちゃって…。手に持っていたプログラムがぐちゃぐちゃになるくらい握り締めてた。撮っちゃいけないって言われていたのに写真まで撮っちゃった。豆粒みたいな鳳蘭さんの写真、今でも大事にしまってあります。見終わるや「入る、入る、絶対ここに入る」って友達に断言してました。

 −−音楽やバレエの下地はあったんですか

 涼風 姉が音大へ行くためにピアノを家で弾いていたんですが、いつも私が「うるさい!」って怒鳴ってました。でも、そのおかげで音譜を見るのに抵抗はなかったですね。バレエはちょっとかじってました。で、高3の時に別科(宝塚受験のための予備校的なもの)へ1年間通いました。父が「別科で1番を取ったら宝塚を受験させてやる」と言ったので必死に頑張って1番になりました。

 −−相当な負けず嫌いなんですねえ

 涼風 人に負けるのは平気なんですけど、自分に負けるのはいやなんです。

 −−1番でなくちゃ、という性格?

 涼風 ンー、0番がいい。1番とか2番は人と比べた結果でしょう。0番は自分自身ですから。あ、そうそう、舞台の立ち位置を示す番号があるんですが、トップが立つ真ん中が0で左右に1、2…となっているんですよ。

 −−0番に立つトップスターを辞めた理由は

 涼風 舞台に出ていて(お客さんに)親切でいられなくなったり、終演後「ああ疲れた」と感じるようになって…。そういうことはファンにも自分にも悪いことだと思いましたので。


結婚よりも仕事

 涼風自身は「いつもマイペース」と言い、周囲からは「素直で明るい」と評される。仕事場でのスタッフの評判も良く、育ちの良さか人柄か、とにかく得な人だ。

 −−その顔でアルコールもかなりいけるくちとか

 涼風 はい、好きですよ。飲むと3倍テンションが上がると言われます。量は宝塚時代の方がいけたと思いますけど。

 −−元宝塚スターとしては、やはりワインかカクテル?

 涼風 去年、焼酎デビューしたんです。百何十種類もそろっている店に連れて行ってもらい、選んでもらったイモ焼酎がぴったり合ったんです。以来焼酎専門です。

 −−ドライブも好きらしいですね

 涼風 22歳の時に免許を取ってから毎日のようにハンドルを握っていますね。現在は国産車なんですけど、近いうちに外国車を買いたいと思って、カタログを取り寄せて検討中。助手席が乗り心地の良い車を探してます。

 −−ン、助手席に彼氏を乗せるため?

 涼風 いいえー、仙台の姉の家へよく行くので、家族を乗せたりするから。

 −−料理の方は

 涼風 最近、何を作ったっけなあ。(小声で)ないわ。外食ばっかり…。

 −−焼酎は飲むわ、料理はしないわじゃあ、結婚はほど遠い?

 涼風 結婚はねえ、しない、できないと思うわねえ。形にはこだわらないんだけれど…。

 −−籍なんかどうでもいいと?

 涼風 ううん、そういうんじゃなくて(私を)受け止めてくれる人はいないだろうと思うの。女優は女一生の仕事、これしかない、と思っているから、難しいと思っちゃうの。

 −−それほどまでに入れ込んでいる女優としての将来像はどんな風に?

 涼風 味のある女優になりたい。私、生活感がないように見られる時があるんですが「いいシワができてるね」って言われたい。あっ、今、思い出したわ。さっき趣味の話したでしょ。このつめ見てよ(と両手を差し出す)。去年からネイルアートに凝ってるの。きれいでしょ。

 うーん、最後まで「カナメちゃん」ペースで押し切られたかなあ。


正体なくなるまでお酒も

 「ミー&マイガール」で共演する唐沢寿明(39) 昨年の大河ドラマ「利家とまつ」に続いて今度の舞台でも共演しますが、仕事に取り組む姿勢は、プロだなあと感心させられますね。去年から一緒にタップのけいこをしているんですが、すごい緊張感が感じられて、見ていて気持ちがいいくらい。やはりミュージカルだといきいきしてますね。お酒もご一緒しましたけど、正体なくなるまで飲むこともありましたよ。荷物を道路にぶちまけちゃったり…。それも本格的なけいこが近づくとピタッと断つあたり、立派だと思います。


 ◆ミー&マイガール 東京・帝国劇場で3月2〜30日に公演。37年英ロンドンで初演されたミュージカルで1646回のロングランを記録したが、第2次世界大戦のため中止。85年にリバイバル上演され、86年米ブロードウェーに上陸、トニー賞の男女主演賞などを受賞した。日本では87年宝塚歌劇団月組が初演した。
 物語は、下町のワル青年(唐沢)が突然名門貴族の跡継ぎに祭り上げられることから始まる。貴族教育を受けたり、財産に目をつけた女性(涼風)に猛アタックされたりするが、最後は下町時代からの恋人(木村佳乃)を忘れられずに…。


 ◆涼風真世(すずかぜ・まよ) 本名・森永佳奈女(もりなが・かなめ)。1960年(昭和35年)9月11日、宮城県石巻市生まれ。大阪の薫英高校を卒業した79年に宝塚音楽学校に入学、81年宝塚歌劇団に入団し「春の踊り」で初舞台。3年目ごろから妖精的な容姿と歌唱力のある男役として頭角を現し、91年「ベルサイユのばら」で月組のトップに。93年に退団し、94年帝劇「横浜どんたく」で女優に転身。舞台、テレビ、コンサートと幅広く活躍中。趣味はドライブ、テニス、乗馬。身長165 センチ 。血液型O。

 ◆涼風真世の宝塚同期生◆男役トップになった真矢みき、娘役トップの黒木瞳、毬藻えり、現在花組副組長の梨花ますみらがいる。85年の日航ジャンボ機御巣鷹山墜落事故で犠牲になった娘役ホープ北原瑶子さんも同期だった。


 ◆バックナンバー申し込み 日刊スポーツ(東京本社発行分)のバックナンバーを希望される方は、希望する新聞の日付と部数、お客さまのご住所、お名前を明記の上、新聞代・送料分の切手を同封してご郵送下さい。


(取材・梶繁男、撮影・川口晴也)
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