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  今、心の診察室では
 

【第87回】

原因分かって新薬が効果

今、心の診察室では

うつ病のメカニズム

 うつ病は決して特別な病気ではなく、誰にでも起こる“心の風邪”である。日本人では「7人に1人」とも「5人に1人」ともいわれているほど。

 そのうつ病の原因が、実は脳内のメカニズム障害であることが分かってきた。

 「糖尿病はすい臓から分泌されるホルモンであるインスリンの量が減ったり、効きが悪くなったりすることが原因で起こります。うつ病も同じなのです。脳の中でその機能を正常に保っている物質の量が変化して起こるだけなのです」。初台関谷クリニック(東京都渋谷区)の関谷透院長は言う。「つまり、脳の神経細胞間の情報伝達がうまくいかないのです」。

 人間の脳の中には、何と1000億個にも上る神経細胞があり、さまざまな思考や感情、身体の各機能のコントロールをするために、互いに突起を伸ばし合って絶えず情報を伝達し合っている。

 この細胞間の情報伝達は「神経伝達物質」の受け渡しによって行われている。「神経伝達物質には数多くあります。その中でも重要な働きをしているのがノルアドレナリン、セロトニンといった物質です」。

 つまり、神経細胞と神経細胞の間にはシナプス(すき間)があり、そこへ神経細胞からセロトニンやノルアドレナリンが放出される。そして、次の神経細胞の表面の受容体に結びついて、情報はすみやかに伝わって行く。

 ところが、重要な情報伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの量が不足したり、それ自体の働きが弱まってしまうことが起きてくる。これがうつ病の状態なのである。

 「なぜ、そのようにセロトニンやノルアドレナリンが不足するなどの状態が起きるかについては、まだその原因は分かっていません」。ただ、脳内のメカニズム障害で、セロトニンやノルアドレナリンなどの減少まで分かってきたため、新しい薬がどんどん登場してきている。それも効果が高いとあって、今日では薬物療法がうつ病治療の中心である。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

アミン仮説

 ノルアドレナリンやセロトニンといった情報伝達物質をまとめてアミンと呼んでいる。うつ病になる脳内メカニズム障害説は「アミン仮説」といわれている。
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