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  〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今
 

【第7回】

話し合いで問題の本質を整理

〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今

親子関係:相談窓口の利用法

 「思春期には、実は親が知らず知らずのうちに、子どもの自立への欲求という関係性の変化を押さえつけていて、それが原因で子どもに問題が起きている場合も少なくありません。このとき必要なのは、治療というより親子の関係性の修復ですね」と指摘するのは、思春期の子どもたちを、多く診察しているかわかみ心療クリニック(さいたま市)の川上保之医師だ。

 「今は非常に不安が強い時代で、子どもの問題を、すぐ医療で解決をしようと考える傾向がありますが、子どもの心の問題は一過性のものから、集団への適応の問題、家族関係の問題、そして本当の精神病まで、非常に幅広く、医療が対応できるのはその一部分だけです」と話す。もし問題が発生したときには、学校、親せき、子育ての仲間、相談機関などに相談を持ち掛け、親が本当は何に一番困っているのか、問題の本質を、整理してみることを勧めている。

 「例えば息子のひきこもりで困っている両親が、相談機関を訪問するとします。家族の問題を他人に話すためには、現状を客観的に整理するため、夫婦や家族と話し合うことになる。すると親子関係にも微妙な変化が起こるのです」。相談の予約をしただけで、解決の糸口が見える家族も多いという。親子関係に効く薬はないので、原因がそこにあるときには丁寧な心理療法や家族療法が必要になる。「ただし、思春期の病気の診断は大変難しく、統合失調症やそううつ病といった精神病圏の病気が発症している場合もあるので、家族関係を確認する一方で、親は、病気の可能性にも注意することが必要ですね」と川上医師はアドバイスする。

 思春期の精神的な問題に対応する医療には、心療内科、精神科、神経科などがあるが、この中には思春期外来や児童精神科の病棟を持っていたり、専門の医師のいる病院やクリニックもある。だが残念ながら児童精神科や思春期の専門医が日本に何人いるかは厚生労働省も把握していないのが現状だ。自分の住む地域で、子どもの問題に対応してくれるできるだけ適切な相談窓口を見つけるためには、市町村立の保健センターや都道府県立の保健所や精神保健福祉センターなど、公的機関の持っているサービスメニューや地域の医療情報を上手に利用することも大事だ。

【ジャーナリスト 月崎時央】

精神保健福祉センター

 全国に61施設あり、精神的な問題を専門に扱う。思春期の問題に対してもさまざまな相談窓口やプログラムを用意している。
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