北京オリンピック(五輪)スノーボード女子ハーフパイプ(HP)決勝が10日行われ、冨田せな(22=アルビレックス新潟)が88・25点で銅メダルを獲得した。この種目で日本人初の表彰台となった。妹の冨田るき(20=チームJWSC)は80・50点で5位入賞。姉妹の活躍に地元の新潟県妙高市は歓喜に沸いた。

姉のせなが卒業生で、妹のるきが在学生として学んでいる「全日本ウィンタースポーツ専門学校」では、関係者のみパブリックビューイングを開催。コーチや学生など20人近く集まりエールを送った。姉妹の母・美里さん(45)も出席。試合後には「今回は現地に行けながったので今はまだ実感がないのですが『おめでとう』と『お疲れさま』を言いたいです。せなは攻めた滑りができて、るきもやりたいルーティンができたんじゃないかな」と思いを口にした。

海外遠征が多い娘2人とは、新型コロナの影響による空港などの隔離期間が続き、会えていない日々が続いているという。美里さんは「Xゲーム(せな)とかW杯(るき)の優勝のお祝いもまだできていない。るきは隔離期間中に20歳の誕生日を迎えたので、毎日お祝い状態になりそうです」と話した。美里さんによると、2人はアイスクリームが大好物で、海外にいるときも日本の期間限定のハーゲンダッツアイスを買っておくよう美里さんに頼むという。美里さんは「冷凍庫が占領されていますよ。早く食べて欲しいですね」と笑った。

姉妹がスノーボードと並行して所属していた、妙高市の「あらいジュニア体操クラブ」の代表安本克久さん(54)も教え子の快挙を祝福した。仕事の合間にネットの速報をみたといい「本当にうれしい」。クラブには、せなが小学1年から、るきは保育園年長から入会し中学卒業まで在籍した。安本さんは「2人とも昔から負けず嫌いで集中力がすごかった」と振り返る。姉妹はマット競技やトランポリンが得意で「パワーやバネがあった。体幹が鍛えられてバランス感覚とかに役に立っていればいいと思います」。姉妹に最後に会ったのは21年夏ごろだといい「落ち着いたらまたクラブに遊びに来てほしいですね」と再会を楽しみにした。【沢田直人】