スマイルジャパンが、歴史を動かした。初の決勝トーナメントを決めた。延長戦の末、PS戦で敗れたが、勝ち点1を積み上げて、準々決勝に進む3位以内が確定。初めて五輪に挑んだ98年長野五輪の惨敗から24年。ついに壁を越えた。
【アイスホッケー】スマイルジャパン中国戦/詳細スコア
先制点は日本だった。第1ピリオド(P)18分すぎ、中国が反則で1人少なくなったパワープレーのチャンスを生かした。DF細山田が強烈なシュート。「高速でスキルの高いチーム同士の試合になることは分かっていた」という29歳が、リードを奪った。
しかし開催国の威信をかけた中国に反撃された。第2P1分、自陣でのミスから同点とされた。その後はベンチ入りメンバーを含む23人のうち、米国やカナダの出身者が10人を占める相手に劣勢。猛攻を浴びたが、GK藤本を中心とした堅い守りで必死にしのいだ。
昨夏の東京五輪。バスケットボール女子が銀メダルの快進撃で知名度を大きく上げた。藤本は「うらやましさを感じた。マイナーからメジャーになる活躍をしたい」。かつて不遇だった女子サッカーも11年W杯優勝で競技環境が激変した。4年に1度の舞台で活躍することが次世代を担う子どもたちの胸を震わせ、未来につながると信じている。
試合はPS戦の末に敗れた。相手4人目に決められて日本は5人全員失敗。飯塚祐司監督は「一生懸命戦う中国に対して厳しい戦いだった。チャンスを決めきれなかった」と悔やんだ。
それでも勝ち点7で初の1次リーグ突破は決めた。
最終戦はチェコ(同7位)と戦う。1次リーグを首位で通過できなければ、準々決勝でカナダ、米国の強豪とあたることが予想される。8強進出、そして夢の4強へ。飯塚監督は「最も厳しい戦いになるが、我々が1位を目指す」。可能性を広げるためにチェコ撃破が必要になる。【平山連】




