日本オリンピック委員会(JOC)は3日、スケート競技の監督・コーチ1人とその他関係者1人が2日に新型コロナウイルス検査の陽性反応が出たと発表した。ともに無症状で渡航前の検査では陰性だった。

JOCは氏名等の公表はしないが、スピードスケートのナショナルチームでヘッドコーチを務めるヨハン・デビット氏が自身のツイッターで陽性反応が出たことを公表。現在、ホテルで隔離措置が執られているといい「五輪の準備をしているスケーターやスタッフに本当に申し訳ありません。私は彼らを遠くからサポートします」とつづった。

本番会場の公式練習などでは日本選手団の主将で5種目に出場する金メダル候補の高木美帆ら、選手たちと行動をともにしていたため、JOC幹部は「不安はある」と本音を吐露した。

日本選手団の伊東秀仁団長は現状について「スピードスケートのコーチは1人だけではない。トップのコーチ以外にも、それぞれの距離で担当コーチがいる。それぞれで対応している」と説明した。

デビッド氏は15年からナショナルチームのコーチを務め、14年ソチ五輪でメダルなしに終わった日本スピードスケート陣を、18年平昌五輪で金メダル3個を含むメダル6個を獲得するなど躍進させた立役者。今大会ではそれ以上のメダル数が期待されている。【三須一紀】