車いす陸上とチェアスキーの二刀流で今夏の東京から来年3月の北京へ夏冬パラリンピック連続出場に挑む村岡桃佳(24=トヨタ自動車)が、女子100、400メートル(車いすT54)を制した。100メートルを自身の日本記録16秒67には及ばなかったものの17秒33で勝ち、400メートルでは58秒00の自己ベストをマークした。

女子400メートル(上肢障がT47)で16年リオデジャネイロ・パラ銅メダリストの辻沙絵(26=日体大大学院)は、59秒62と目標タイムに届かなかった。

東京パラ代表内定選手では、男子100メートル(車いすT52)で大矢勇気(39=ニッセイNC)が自らのアジア記録を更新する17秒19で優勝。女子100メートル(下肢障がいT63)でも兎沢朋美(22=日体大)が16秒22で自身のアジア記録を塗り替えた。男子00メートル(車いすT52)は世界記録保持者の佐藤友祈(31=モリサワ)が56秒23の大会タイ記録をマークした。

日本選手権はこれまで夏から秋に開催されてきたが、東京パラ出場へ記録を狙う選手を後押しするため、時期を前倒しして開催された。