【宇都宮ブレックス〈4〉】田臥勇太は新戦力4人をどうみているのか/開幕特集

Bリーグの2023-24シーズン開幕が間近に迫ってきました。昨季、Bリーグ発足後初めてチャンピオンシップ出場を逃した宇都宮ブレックスにとっては、雪辱かつ新たな飛躍のシーズンになります。新戦力はD.J・ニュービル(31)ギャビン・エドワーズ(35)村岸航(26)四家魁人(22)の4選手。ブレックスで16年目を迎えた田臥勇太主将(43)の目には、新加入の選手たちがどう映っているのでしょうか。開幕前の忙しい合間を縫って、答えてくれました。

バスケットボール

村岸航 (196センチ・SF・26歳) 

天皇杯三遠戦終了後、チームメイトのインタビューを聞く田臥と村岸

天皇杯三遠戦終了後、チームメイトのインタビューを聞く田臥と村岸

村岸航(むらきし・わたる) 1997年7月28日生まれ、埼玉県出身。県立浦和高-筑波大-アイシン・エィ・ダブリュ アレイオンズ安城-アイシン アレイオンズを経て、2022年ブレックス練習生。ポジションはスモールフォワード。196センチ、102キロ。

田臥評:体の強さに脚力、中外両方対応できる守備魅力

――村岸選手と四家選手のふたりはB1デビューです。プレシーズンゲームや天皇杯ですでにプレーを披露していますが、田臥選手から見た特徴と長所をあらためて教えてください。まずは村岸選手から

田臥 キシ(村岸)は非常に体が強くて、運動能力も高くて、まじめに泥臭くやれるタイプ。そこが彼の、本当にいいところだと思います。

――佐々ヘッドコーチは村岸選手の守備力を買っていました

本文残り89% (4622文字/5194文字)

1988年入社。プロ野球を中心に取材し、東京時代の日本ハム、最後の横浜大洋(現DeNA)、長嶋巨人を担当。今年4月、20年ぶりに現場記者に戻り、野球に限らず幅広く取材中。