舟券ファンの「1枠信仰」は年々、強くなっていると感じる。先月のSGダービー開催中、某大手検索サイトを見ていると、1枠で負けたレーサーに対し、掲示板で罵詈(ばり)雑言が書かれていた。

そんなに責めなくても…と思う気持ちが9割。残り1割は、大事なお金を賭けているので、怒る気持ちも分かる(決して汚い言葉を容認しているわけではない)。SGで本紙予想を担当すると、全レース、1枠の選手を◎にするのはもう慣れっこだ。そんな状況も、微力ながら「1枠信仰」に加担しているのかもしれない。

ただし、SG級のインコース=絶対的…この考えには反論したい。今年の賞金ランク12位以内の選手のインコース1着率を計算してみた。表の通り、1着率が90%を超える選手はいない。5走に1度、あるいは、4走に1度は2着以下になるのだ。


今年の賞金12位以内選手のイン1着率
今年の賞金12位以内選手のイン1着率

みんなテクニックがあるので、簡単に勝っているように見えるだけ。最も有利なコースでも、繊細なハンドル、確かなスタート勘が求められ、勝つのは容易ではない。この事実を知れば、負けた時のイライラも多少、緩和されるのでは?(笑い)。

今年のSGも残り2つ。1枠で負けた選手への罵詈(ばり)雑言はなしで。そして、やじも控えめに。