菅章哉、藤山翔大、女子レーサーでは高田ひかる。共通点は伸び型スタイル。今のボートレースのトレンドでもある。

6月末から気温が35度を超える日もあったが、高温多湿のこの時期は回転が上がらず、出足に影響が出る。その分、カマシが利きやすくなり、伸び型がより生きる季節だ。

4日まで行われた大村の日刊スポーツ杯でも、よ~く伸びる選手がいた。127期の仲道大輔(22=愛知)。縁あって西山貴浩から教えを請い、3日目後半からチルト1度のセッティングにした。見せ場はたっぷり作ったし、舟券を買いたくなる動きだった。

仲道は「伸びるし手前も悪くない。今までは伸び特化しか知らなくて、それだと1Mで駄目だと6着だった。でも、これなら道中で1人くらいはさばける感じです」と話していた。


仲道大輔
仲道大輔

ひと昔前の伸び型は1着か大敗かだった。それが、今は伸びて、道中でも競りが可能なイメージ。まあ、出足はエンジンの素性にも左右されるけど…。

「今節はいい収穫になりました。西山(貴浩)さんには頭が上がりません。大村の6コースはかなり遠かったけど、他の場ならいけそうです」と仲道。1つ武器を手に入れて、次節は19日からの平和島一般戦に参戦予定。カマシが利く水面だし、注目してみたい。

◆仲道大輔(なかみち・だいすけ)2000年(平12)5月6日、愛知県出身。127期生として、20年11月に蒲郡でデビュー。昨年2月三国で初勝利。170センチ、51キロ。血液型B。