「奇跡的な優出です」。伏兵・鈴木一馬(43=浜松)が準決9Rを逃げ切り、ファイナリストの座をつかんだ。

 「優勝戦は昨年は乗っていないし、忘れるぐらい久しぶり」。エンジン、タイヤともに良く、52度の熱走路も味方した。「エンジンは特に何もしていない。タイヤはこれか、もう1本を使う」。最終日12Rの走路状態は微妙だが、冷えた状態は望めない。「あとはスタートに集中するだけです」。主導権を握りファンを沸かせる。