羽野直也(25=福岡)がイン速攻を決めて押し切り、昨年8月宮島以来、通算9回目の優勝を飾った。2着は内を突いた宮之原輝紀、3着には上田龍星が入った。

「(スタートは)際どいと思ったけど、行こうと思っていました」。その言葉通り、コンマ08のトップスタート。「後ろからエンジン音が聞こえて1Mのターンを外したけど、足がいいのでカバーできた」。今節で使い納めとなる20号機に最敬礼だった。グレード戦で走る機会が増えたこともあり、優勝は7カ月ぶり。「優勝戦の1枠は久々なので緊張しました」と苦笑い。それでも「大きい舞台でも結果を出したい。リズムを変えないように1走1走、走ります」と目を輝かせた。次走は6日からの津ルーキーシリーズ第8戦。3月29日に誕生日を迎えたばかりの若武者が、久々のVで再覚醒する。