優勝戦は峰竜太(35=佐賀)がイン逃げを決め、前節の大村G1九州地区選に続き今年3度目、通算80度目の優勝を飾った。住之江Vは18年末のグランプリ以来、5度目。2着は差した深川真二、3着は地元の藤山雅弘が入った。

進入は枠なりの3対3。峰はインからコンマ15のスタートで先マイ、2コースの深川が差しハンドルを入れたが、バックで競り落とし、2M先取りで決着をつけた。「よくエンジンを立て直したと思う」。今節引いたのは複勝率30%の平凡機だったが、初日にピストンリング2本、ギアケース、キャリアボデーを交換して一変させ、出足、回り足を中心に抜群に仕上げた。

昨年業界表彰5冠の艇界NO・1は、高い整備力も備える。次節からはG1、SG戦線が控える。「グランプリ連覇はまだ先なので、目の前の一般戦、G1をがむしゃらに取りにいきたい」と、さらに優勝回数を伸ばしにかかる。