優勝戦は前田翔(22=愛知)が、インからコンマ09のスタートを決めて押し切った。

通算5度目の優出で、デビュー初優勝を飾った。優勝戦1枠が決まった3日目から緊張し、宿舎でも2、3時間しか眠れなかったが、自分自身を信じ、相棒の46号機を信頼して、プレッシャーに打ち勝った。「全部、文句のない足でした。弟(前田滉)が、(当地9月に)優勝して突き放されたので、悔しかった。これからは追い越していきたい。A1に上がって、記念に出られるように頑張ります」。将来有望な若武者が、さらなる成長を誓った。