岡部大輝(27=東京)がデビュー6度目の優出を、センセーショナルな形で飾った。

準優11Rは、3コースからまくりを仕掛けたが1Mで大きく流れてしまう。だが、そこから立て直すと2番手を走る枝尾賢にじわじわと詰め寄り、2周2Mで懐に飛び込んで逆転に成功した。これには枝尾も「足の差を感じたので警戒して走っていたのに『うそやろ?』ってなった…」と脱帽するほどだ。

岡部自身も「1Mで失敗してしまったけど、その後はいいレースができた。出足、回り足が良くて、そこは節一レベルと言ってもいい」と37号機の仕上がりに自信を深めている。

優勝戦は、1枠に実績断然の原田幸哉が控えるが「しっかり自分の調整をして戦えるようにしたい」と、臆することなく真っ向勝負で初優勝を狙いにいく。