中山将(31=三重)が、うれしいデビュー初優勝を手にした。
12R優勝戦に5枠で挑み、コンマ11のトップスタートを決めると、1Mまくり差してバックへ持ち込み、2Mで1枠の木下大将を振り切った。
混戦となった1Mで2枠の辻栄蔵が転覆するアクシデントがあっただけに、複雑な表情は浮かべたが「こんな形でも優勝できてホッとしています」と白い歯を見せた。
デビュー10年、14回目の優出でようやく手にした栄冠。「今節のエンジンは、回り足、出足が良く、最後まで崩れなかった」と、機力を武器に攻めの姿勢を見せての初Vだった。