訪れたチャンスを逃さなかった。長尾章平(41=山口)が、枠なりの3コースから差し、徳山に続く2節連続、通算18回目の優勝を飾った。戸田は初優勝になった。さばいた黒柳浩孝が2着、尾上雅也が3着に入った。

まさかのVロードが待っていた。「伸びは付かなかった。とにかく締められないように。“最内”としか考えてなかった」。長尾の伸びは優勝戦に入ると劣勢。最終日はホーム追い風が強く、3Rから安定板が装着され、展開を突くことだけに徹した。しかも2コースの登玉隼百がまくり、インの尾上が抵抗。絶好の差し場が開けた。「まあ、追い風とラッキーしかない」と感謝。機力、水面状況を冷静に分析した戦法が、まんまとハマった。

26年は2節連続優勝と最高の滑り出し。「去年よりいい年にしたいですね。でも、焦る年齢じゃないし、ゆっくりと」。次走は1月29日からの中国地区選(下関)になるが、今後も慌てず、冷静に戦局を見極める。