吉田拓矢(30=茨城)がただ1人のS班の貫禄で、今年初、昨年3月玉野以来となる8度目のG3優勝を飾った。

意表を突いた深谷知広の打鐘3番手からの先行にも慌てない。吉田は2角5番手からまくって快勝した。「本当は付いていかないといけないんだけど(後ろの)新田(祐大)さんが気になって反応が遅れた。でも、足を使わずにあの位置を回れたので良かった。連日前のおかげで勝ち上がれて、最後は自力で優勝できてうれしい」と満面の笑みで振り返った。

年明けからの2場所連続準Vというモヤモヤからも解放され、次走は今年最初のG1熊本全日本選抜。「これでいい調子で入れる。明後日、真杉(匠)君たちと仕上げます。今年は調子の波なく高い位置で安定させたい」。全国のライバルを倒し、真っ先に来年のS班を確定させる可能性は十分だ。