2日目に行われた2予は各レースに軸となる若手選手がいて、面白いレースが続いた。その1人が7Rの村田祐樹だ。1予は突っ張り先行で河崎正晴にまくられるも3着。「ペースを刻んで踏んだが、バンクが重くて足が削られた」と、中森明菜ばりの小声で話す。あまりの小ささに村田を中心に、報道陣の円陣ができたようだった。

村田祐樹(左)を直撃するヤマコウ
村田祐樹(左)を直撃するヤマコウ

初手は後ろ中団で、そこは木村弘のカマシを警戒する位置になる。後ろの加藤将武が動き、たたいたのが打鐘。その後は「ペースを作って木村さんを警戒して逃げた。後ろが神田(龍)さんじゃないのは分からなかった」というものの、末足は確かだった。

2年前の岐阜G3で決勝3着。そのままトップ戦線に食い込むかと思ったが「(24年11月の)松阪協賛G3で落車してからリズムが狂った」と振り返る。彼は103点の器ではないので『近況決勝進出が続いて、上位定着を期待したい』と書きたかったところだが「まだ鎖骨にワイヤが入っているので…」ということで、こちらの勢いも少し止まった。

しかし、レース内容は復調の気配を感じさせる。準決11Rは木村皆斗が本線になるが、村田にとっては今、どこまで戻っているかが見どころになる。(日刊スポーツ評論家)