ガンバ大阪MF遠藤保仁(40)はJ1リーグ戦通算最多出場の新記録に王手をかけている。通算631試合はGK楢崎正剛(名古屋グランパス)と並び最多タイ。日本代表の国際Aマッチでも歴代最多152試合(世界23位)に出場しており、自国の1部リーグ戦と代表戦ともに単独最多となれば世界的にも珍しく、偉大な記録となる。

近年は自国のリーグでプレーし続けること自体が少なくなっているが、欧州5大リーグではイタリアのGKブフォンが代表で単独最多となる176試合に出場し、セリエAでの648試合出場はDFマルディーニと並び最多タイ。現時点では遠藤と同じ状況だ。

42歳のブフォンは今季もセリエAのユベントスでプレーし、13日のイタリア杯準決勝ACミラン戦で完封。新型コロナウイルスの影響で中断していたリーグ戦は22日(日本時間23日)のボローニャ戦で再開することになっており、今季中に自国の1部リーグ戦と代表戦で単独最多出場となる可能性がある。【構成=石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)

J1通算出場記録に並びサポーターの声援に応えながら引き揚げるG大阪MF遠藤保仁(2020年2月23日撮影)
J1通算出場記録に並びサポーターの声援に応えながら引き揚げるG大阪MF遠藤保仁(2020年2月23日撮影)