J2アルビレックス新潟はMFロメロ・フランク(34)の存在感が際立った。

13日愛媛戦の前半、ヘディングで先制点を決めたロメロはチームメートから祝福される
13日愛媛戦の前半、ヘディングで先制点を決めたロメロはチームメートから祝福される

2-0で勝った13日のホーム愛媛戦で、前半31分に先制点を決め、6試合ぶりの勝利に貢献。後半21分に交代するまで前線からの守備でも奮闘した。ロメロがいるかいないかでチームの戦いは変わり、先発した19試合は10勝7分け2敗の好成績。先発試合の平均獲得勝ち点1・95はチームトップとなっている。

平均獲得勝ち点が多い先発選手
平均獲得勝ち点が多い先発選手

今季は開幕から8試合連続で先発し、序盤戦の快進撃を支えた。だが、その後はけがで2度の離脱。チームも徐々に失速し、ロメロが先発を外れた試合は8勝5分け7敗と負け数も増えた。主力MFの戦線離脱はかなりの痛手だった。

今季はタックル成功率でチーム最高82%を記録。来年で35歳になるが、球際の強さは健在だ。首位磐田をけん引する元日本代表MF遠藤保仁が41歳、2位京都でゴールを量産する元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカが37歳。J1昇格に向けては若手の台頭だけでなく、シーズン通して活躍するベテランも欠かせない。【石川秀和】