J2アルビレックス新潟のFW鈴木孝司(32)が調子を上げてきた。3-0で快勝した16日のアウェー・ツエーゲン金沢戦で2ゴール。10日のアウェーレノファ山口FC戦に続いての複数得点となった。2試合連続のマルチゴールはJ2琉球時代の19年以来、自身3年ぶり2度目。新潟の選手では07年のFWエジミウソン、10年のFW曹永哲(チョ・ヨンチョル)、19年のFWレオナルドに次いで4人目。日本選手ではクラブ初の快記録だ。

今季はケガなどもあってピッチに立つ機会が限られていた。「前半戦は悔しい思いをしたけど、徐々にコンディションも上がっている」と2試合連続の固め打ちで今季6得点目。前線で体を張ってボールをキープするなどチームが苦しい時間帯の貢献も光った。松橋監督は「得点だけでなく、それ以外の守備や攻撃の作りのところでもいい役割を担ってくれている」と評価した。

実績十分のストライカーが上り調子でチームも後半戦初の2連勝。「これに満足することなく、毎日毎日、成長し続けたい」。3試合連続複数得点となれば、J2史上5人目、日本選手では初。次戦23日のホーム岡山戦で快挙達成の期待も高まる。【石川秀和】

新潟の個人2試合連続複数得点
新潟の個人2試合連続複数得点