いつでもどこでも“選手に会える”最新の交流の場に潜入した。

浦和レッズは7月29日から、シーズントップパートナーの凸版印刷とともに「REDS 030th VIRTUAL FAN WORLD by TOPPAN」を開設した。これは、仮想空間に作られたファンのコミュニケーション場所。どんな場所なのか、体験してみた。

まず自分の分身となるアバターを選ぶ。浦和のユニホームを着せることも可能で、これだけで現実により近づきそうだ。

中に入ってみると、リアルさに驚いた。まず目の前に現れたのは、大きなピッチ。GK西川、DF酒井、FWユンカー…。みんなそっくりで、今にも動きだしそう。実は写真撮影機能もついており、ピッチの上で好きな選手と夢の記念撮影もかなう。

流れるチャント(応援歌)を聞きながら、アバターを動かしてグルグル回ってみた。歴代ユニホームが飾られているスペースや、歴代の集合写真が飾られている小部屋もある。06年のJ1優勝シャーレも発見。回転しており、いろんな角度から見ることが出来るのも貴重だ。

歩いていると、なんとMF関根ら選手にも“遭遇”。帰り際にはロドリゲス監督が手を振ってくれて、ちょっとうれしかった。

この新たな空間は、コロナ禍でもチームとファンがつながりを持てることを目指して作られた。今後は現実世界と連係したイベントも予定している。

チャット機能もついており、スタジアムに行けなくても試合後の盛り上がった思いを共有できるかもしれない。これまでと違う形で、いろいろな楽しみ方ができそうだ。【磯綾乃】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「サッカー現場発」)

浦和レッズが凸版印刷と開設した仮想空間を体験。06年の優勝シャーレの前で記念撮影
浦和レッズが凸版印刷と開設した仮想空間を体験。06年の優勝シャーレの前で記念撮影
浦和レッズが凸版印刷と開設した仮想空間を体験。ロドリゲス監督のアバター(右奥)が手を振ってくれた
浦和レッズが凸版印刷と開設した仮想空間を体験。ロドリゲス監督のアバター(右奥)が手を振ってくれた
浦和レッズが凸版印刷と開設した仮想空間を体験。歴代の集合写真が飾られている
浦和レッズが凸版印刷と開設した仮想空間を体験。歴代の集合写真が飾られている