<高校サッカー:桐光学園2-1作陽>◇5日◇準々決勝◇ニッパ球

 桐光学園(神奈川)が作陽(岡山)を2-1で下し、96年度の準優勝以来16大会ぶりの4強進出を果たした。

 桐光学園は前半34分、センターラインから少し相手陣に入った右サイドからのMF松井修平(3年)のFKからの攻撃で、ファーサイドでDF諸石健太(3年)が競り合って落としたボールをDF小松勇樹(3年)が左足シュート。これはヒットしなかったが、ゴール右に流れたボールをDF大田隼輔(3年)が右足で押し込んで先制した。

 後半36分に作陽にしぶとく同点に追いつかれ、このままPK戦突入かと思われた同ロスタイム、右サイドからのロングスローからの攻撃で相手クリアボールをファーサイドでFW野路貴之がフリーで右足シュート。これが鮮やかに決まって勝ち越し、桐光学園が劇的な勝利で国立切符をつかんだ。