サッカー女子で2大会ぶりの優勝を狙うなでしこジャパン(FIFAランク6位)がベトナム(同37位)に7-0で完勝し、C組首位で決勝トーナメント進出を決めた。

 先発を7人入れ替え、前半5分には16日のタイ戦で出番なしのMF増矢が左サイドを突破。FW菅沢の先制点をアシストするなど、1ゴール4アシストを記録しながらも「個人的にはもっとゴールしたい」と貪欲に言い切った。

 発奮材料はU-20ワールドカップ(W杯)フランス大会で初の決勝進出を決めた妹分「ヤングなでしこ」の存在だ。高倉監督は13日の出国前日となる12日までを、フランス視察。予選の2試合を現地で観戦し「W杯には何人か連れて行くつもり」と19年フランス大会での“昇格”も検討している。25日の準々決勝は北朝鮮または中国のB組2位を迎え撃つ。妹分の話題に増矢は「お互いにいい刺激になっています」。女子サッカーの顔として本家なでしこも負けられない。【松本航】