日本サッカー協会の大仁邦弥会長は28日、横浜市で日本代表の次期監督人事について「うまくいけば理事会に報告して承認を頂いてから契約となる」と話し、次回理事会が開かれる3月12日にもバヒド・ハリルホジッチ氏(62)の就任が決まる可能性を示した。

 本格化しているとみられる交渉について、同会長は「細かいところは詰めないと」と述べ、順調であることを示唆した。

 協会は霜田正浩強化担当技術委員長が渡欧し、昨年のワールドカップ(W杯)でアルジェリア代表を16強に導いたボスニア・ヘルツェゴビナ出身のハリルホジッチ氏との交渉に当たっている。

 合意しても、その後はビザ発給の手続きなどがある。大仁会長は3月下旬の国際親善試合で指揮が執れるかは明言を避けたが、視察については「できればそういう形にはしたい」と語った。

 原博実専務理事は静岡県御殿場市で取材に応じ、3月の代表戦のメンバー選考は「技術委員会が中心になってやるのでは」と話した。