日本代表FW久保裕也(24=ヘント)が20日、ベルギー・リエージュ市内で行われた合宿2日目の練習に参加した。9対9のミニゲームでは主力組とみられるチームの右FWに入り、正確なボールコントロールでチャンスを演出。全体練習が終わると、MF森岡、MF柴崎とともに居残りでハリルホジッチ監督からシュートの指導を受けた。

 ベルギーリーグが11日にレギュラーシーズン最終節を迎えていたため「今週は試合がなかったので、コンディショニングの部分でエクストラ(追加)で」と説明。前日も森岡と2人だけ負荷の高いランニングを課され、23日の国際親善試合マリ戦(スタッド・モーリス・デュフラン)に向けて状態を上げている。

 W杯ロシア大会の3カ月前。メンバー発表前、最後の遠征へ「個人的には、積極的に得点に絡めるようにしたい」とを意欲を示し、クラブではトップ下、代表では右FWとなることに「ここでは右サイドなんで意識は変えていかないとなと思います」と頭を切り替えた。

 その右FWには、約半年ぶりに本田が選ばれた。定位置争いが注目されるが「自分がどんなプレーできるかだけなので。やっていくだけ」と個人の出来に集中する構えを見せた。

 16年1月のリオ五輪アジア最終予選でチームメートだったFW中島(ポルティモネンセ)が今回初招集。プレーの合間には談笑し「ポルトガルの話とか聞きましたし、楽しそうにやってますね」と約2年ぶりの再会も楽しんでいた。