【アンマン12日=松尾幸之介】サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が、明日13日のアジア杯1次リーグ最終戦のオーストラリア戦へ向けた前日練習を行い、紅白戦やセットプレー練習などで約1時間半、汗を流した。

 FW岩渕真奈(25)は10日の韓国戦で相手選手の肘打ちを受けて鼻上から出血した影響で、紅白戦以外は別メニューで調整となった。それでも練習後には「(別メニューは)鼻が腫れちゃうからって感じです。(次戦は)大丈夫です。いけます」と元気な様子をみせた。11日はアンマン市内の病院で診察も受けた。「韓国戦も(フル出場で)やってたから大丈夫でしょって言い切ってやっています。やるしかないですから」と話した。

 オーストラリア戦に勝てば、出場8カ国中5位までに与えられる19年ワールドカップ(W杯)フランス大会出場権獲得と1次リーグ突破が決まる。この日の練習では守備時のマークなどを確認したといい「みんなで統一した意識をもって守備ができれば。とりあえず全員がビビらずにボールを触って、リズムを作った方が勝てると思う。むこうのリズムにならないようにやりたいなと思います」と意気込んだ。

 鼻を負傷したが、調子はいいと話し「もうちょっとみんなで前にいきたい。あんまり攻撃の形がつくれてないので、自分の持っているものをしっかりだして、チームが苦しくても勝てるという風になれたらいいかなと思います。(ドリブルのキレは)結構いい感じなんですけどね。多分」と自信もみせた。

 運命のオーストラリア戦は13日午後10時45分(日本時間)キックオフ。